兄の元気がないと思っていたら、転職するかどうか、悩んでいるらしい。盗み聞きするつもりはなかったのだが、父の書斎で相談している声が聞こえてしまったのだ。

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兄は商社に勤めてもう5年ほどになるが、その会社に何か不満でもあるのだろうか。4歳年下の私は昨年、父の知り合いのつてで中堅の文具メーカーに就職した。特に期待もしていなかったが、この就職難の時代だからか、驚くような有名大学出身の人も居て、職場で寿退社できればいいなという期待に胸が膨らむ。仕事に生きると言う女性は別だが、私のように結婚する相手次第で自分の人生が決まると思っている女は少なくないと思う。



結婚に自分の人生を任せてしまう私とは違い、男性の兄は、将来めとる伴侶のためにも、自分のその後の人生をより良くしようと転職に悩んでいる。兄ほどの学歴や才能を持っている人でも、転職するのは本当に勇気がいることなんだと改めて考えさせられた。兄が悩んでいるのは、現在勤めている商社では通用する語学力が、外資系企業に転職して通用する程、優れているとは思えないという点らしい。また、努力次第でそれなりにやっていけたとしても、現在の商社を辞めてまで待遇ややる気を高く維持できるかどうかも不安なようだ。

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英会話すら長続きしなかった私にとって、日常会話よりさらに上を行く語学力を持っている兄はすごいと思うのだが、一流を目指す社会人には語学力なんてあたりまえのようだ。また、それまで築いてきた兄自身の職歴も、新しい職場へ転職する足枷となっている。全てを一度リセットしてまで転職したい職場なのか。先の不安や待遇面以上に、それまでの経歴というのが転職に影響するとは知らなかった。